last modified: 2008/04/05
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訃報アーサー・C・クラーク氏 |
3月19日、アーサー・C・クラーク氏がなくなりました。
日本SF作家クラブでは、クラーク財団あてに、以下のような弔文をおおくりしましたのでご報告します。
(なお、実際におおくりした英文は、このサイトの、英文バージョンのほうにあります)
Sir Airthur C. Clarke の訃報に接し、 悲しみと衝撃にうちのめされています。
90歳というご高齢であられたとはいえ、近年も、スティーブン・バクスター氏との共著を多数上梓なさるなど意欲的な創作活動をなさっておられただけに、もっともっと長生きしていただきたかったというのが本音です。
クラーク氏の数々の素晴らしい作品は、日本にも多くのSFファンを生みました。
中でも『2001年宇宙の旅』そして『幼年期の終り』は、われわれSF作家はもちろん、一般作家、マンガ、アニメーション、イラストレーションなど、多数の分野のクリエイターに少なからぬ影響を、そして、真に思索的であるとはどういうことであるのかについての尊い試金石を与えてくださいました。
心からのお悔やみとともに Sir Airthur C. Clarke に対し、 あらためて深い敬意と感謝を表明いたします。日本SF作家クラブ会長 高千穂遙