Science Fiction and Fantasy Writers of Japan

last modified: 1998/07/25
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ひかわ玲子

●経歴

 1987年、「ヘラーズの冬」(マリオン・ジマー・ブラッドレー作・原題 "SHATTERED CHAIN" by Marion Zimmer Bradley)の翻訳を担当、創元推理文庫から出版される(宇井千史氏との共訳)。
 その後、二冊ほどの翻訳を手掛けて、1988年、六月より、富士見書房ドラゴンマガジン誌上にて、「バセット英雄伝エルヴァーズ」を、美樹本晴彦氏のイラストと組んで連載開始、小説家としてデビューする。
 1988年、11月に、最初のノベルス「グラフトンの三つの流星」(「女戦士エフェラ&ジリオラ」シリーズの第一作目)を大陸書房より上梓。 その後、「三剣物語」(角川スニーカー文庫)、「銀色のシャヌーン」(徳間ノベルス/徳間文庫)、「クリセニアン年代記」(小学館キャンパス文庫)などのヒット作を出し、現在に至る。 「グラフトンの三つの流星」は大陸書房より、「女戦士エフェ&ジーラ/グーデの紋章」というタイトルでオリジナル・アニメ化。 「三剣物語」はポニー・キャニオンより葛生千夏氏プロデュースでイメージ・アルバムが制作、発売され、また、「バセット英雄伝エルヴァーズ」「三剣物語」はカセット文庫が制作される、などのメディア・ミックスがある。

●プロフィール

 1958年5月17日、東京都生まれ。 早稲田大学卒。
 東京・練馬区在住。
 生まれたのは、東京都豊島区の聖母病院。 一歳の時に横浜に移り、幼い頃は除夜の鐘の代わりに、横浜港の汽笛の音を年越しに聞いて育つ。
 十歳の時に東京・町田市に移る。
 経堂にある恵泉女学園で、中学・高校時代を過ごす。
 父がクラシック音楽に携わる仕事をしていたので(音楽評論家・渡辺茂/1998年に死去)、幼ない頃はピアノを習い、山岡優子氏、室井摩揶子氏などに師事。 が、次第に、伯父である氷川瓏、渡辺剣次などの影響を受け、小説を書くようになる。 ひかわ玲子のペンネームは、伯父・氷川瓏の筆名より取ったもの。 父・渡辺茂が、「宇宙塵」の、第一期生の同人に入っていたこともあり、SFマガジンが家にあり、SFに親しみやすい環境に育った。 そのことから、小学生の時から書きなぐっていた小説は、ほとんど、SFかファンタジーだった。
 夫とふたり暮らし。
 庭にワイルドに繁殖するペパーミント、レモンバーム、ローズマリーなどのハーブ栽培・観賞が、最近の趣味。

●著作リスト

女戦士エフェラ&ジリオラシリーズ
講談社ホワイトハート文庫(大陸ノベルズ・ネオファンタジー文庫より移植)講談社・発行
「ムアール宮廷の陰謀」
「グラフトンの三つの流星」
「妖精界の秘宝」
「紫の大陸ザーン」上・下
「オカレスク大帝の夢」
「天命の邂逅」
「星の行方」
 ふたつの月、オリガとゼルクが輝く世界・ハラーマ。 古き神々と善なる力を司どるゼルクの神々がかつて争い、その傷跡である力の歪みが魔術としてその世界には残っている。
 人が住む大陸は、ハラーマ、ペロル、ザーン、ジャナなどがあり、ハラーマはその中で最大の大陸である。
 この大陸に秩序をもたらしたのが、オカレスク大帝だ。 彼は、ハラーマに統一国家であるハラーマ帝国を築いた。
 そして、そのオカレスク大帝の子孫であるオカレスク皇家による支配はあまりに長く続き、帝国の支配権は弱まり、ふたたび大陸に混沌とした時代が訪れようとしていた。
 ふたりの女戦士、エフェラ&ジリオラ。 ふたりは、この大陸と帝国の運命と深く関わる運命に生まれた双子星だった。
 傭兵として大陸を流浪するふたりだが、実は、エフェラは幼い頃に魔道士ギルドに引き取られたものの、魔法の力が開化せず、落ち零れた魔法使い、さらになんと、ジリオラは、かのオカレスク皇家の最後の血筋を引く唯一の皇位継承者であるにもかかわらず、宮廷から家出してしまった皇女であった。
 青い髪のエフェラ、黒い髪のジリオラ。
 天衣無縫に生きるふたりだが、やがて、大陸の情勢をゆるがすさまざまな陰謀・事件に巻き込まれていく……。
ハラーマ戦記
講談社ノベルス 講談社・発行
「青い髪のシリーン」1〜3
 運命に翻弄されたふたりの女戦士エフェラ&ジリオラ。
 やがてふたりの女戦士は、それぞれの運命の下で子供を生む。
 ジリオラの子供は、“大地の娘”の名を持つディオラ。
 エフェラの子供は、母親譲りの青い髪をした、“風の子”シリーンだった。
 父親から、美貌と、金色の双眸とを受け継いで生まれてきたシリーンは、目をみはるような美しい少年だったが、性格にはちょっと難有り、だった。
 母親と姉を守るためのに張られた山の結界からある日、家出したシリーンを待っていたのは、恐ろしい大騒動だった。 そして、誘拐されたシリーンはなんとか脱出したものの、ハラーマ大陸の北部にあるアゼンダ王国にまつわる陰謀に巻き込まれていく……。
真ハラーマ戦記
講談社ホワイトハート文庫 講談社・発行
「グラヴィスの封印」
「黒銀の月乙女」
「漆黒の美神」
 時代は溯り、まだ、ムアール帝国の支配が盤石であった時代の物語。
 帝国の辺境地ロディーニを守る領主の娘、ニーヴァ・ローヴァン。 病気の父に代わって守備隊を率いる男装の麗人である彼女は、ある夜、美しい中央貴族の双子の姉弟を救い出す。 それが、不思議な事件の幕開けだった。 おりしも、時の皇帝ラザーン四世の統治二十年目の祝祭があり、ニーヴァは、女よりも美しい外見を持つ青い髪の婚約者である従兄弟ルファーンとともに、帝都オカレスティへと向かう。
 そこで出会ったのは、退屈しきっているオカリスク皇家の皇子ラルセンと、その親友、名門エックブルト大公家の御曹司のパーレル公子だった。
 そして、次第にニーヴァとルファーンは思いがけなく、帝国の根幹に関わるように大事件に巻き込まれていく……。
「魔法のお店」
講談社ノベルス・講談社文庫 講談社・発行
 代官山のある洒落たアンティーク・ショップ。 そのオーナー、野々宮佳蓮は、実は、魔女。 でも、それは秘密。 主人公、風渡摩由加は、その佳蓮の姪なので、ちょっぴり魔女の能力も持っている。
 が、ある日の午後、試験休みで、そのアンティーク・ショップ「魔法のお店」に立ち寄った摩由加は、佳蓮叔母さんに絵を見せに来た、美大生、緒方佑一郎と出会い、そして彼と一緒に不思議な事件に巻き込まれてしまう。
「妖精たちの扉」
講談社ノベルス 講談社・発行
「魔法のお店」の続編。 摩由加の妹、瑠璃亜もまた、ある日、「魔法のお店」に立ち寄って、事件に巻き込まれる。
 彼女は時を溯り、銀座に路面電車がいた頃へと言ってしまう。 そこで、三越の前にあるライオンと出会い、ライオンとともに旅に出る。
 不思議な世界へと。
「魔法使いの宮殿」
双葉社ノベルス 双葉社・発行
 香港のアクション俳優テリィ・フォンの追っかけ、花園さなえは、一緒に彼と写真を撮ってもらえて、大感激。 が、そのフィルムが事件の始まりだった。
 何故か、先輩の雪江と一緒に、ファンタジーな世界へ。
「魔法のお店」と同じ世界・ローゼリアンを舞台とする、続編的作品。
「バセット英雄伝エルヴァーズ」1〜4
富士見ファンタジア文庫 富士見書房・発行
 少年セイトが育ったバセット教徒の隠れ村には、伝説の巨人エルヴァーズの〈剣〉が隠されていた。 ある日、リアン帝国の軍が村を襲撃、〈剣〉が奪われようとするのを、精霊族の娘フゼットとともに阻止しようとしたセイトは、両親と兄、妹を目の前で殺された憎しみのままに、〈剣〉を抜き、巨人エルヴァーズに変身する。 恐ろしい力でその地方一帯を破壊し尽くしてしまうセイトは、その重い使命を肩に負って、遠くから彼に助けを呼ぶ、聖女ミルラーラの生まれ変わりのような少女ミラを救うべく、真の英雄たるエルヴァーズになる過酷な試練に立ち向かう。 が。 英雄とは何か、を問う物語。
 イラスト/美樹本晴彦氏と組んで、三年あまり「ドラゴンマガジン」誌上で連載しされた、デビュー作。

 美樹本晴彦画集「エルヴァーズ」も富士見書房から発行されていて、そこには外伝である短編「妖精たちの谷」も収録されている。

「竜の聖域」
富士見ファンタジア文庫 富士見書房・発行
 時は世紀末。 が、そんなことは関係なく、世界を創造いる神々、レン族のラセリーは、竜王グレンヴァーンのご機嫌取りに忙しい。
 彼等は、はるか高次元の空間で、各々の一族の存亡をかけて戦っているのだ。
 その神であるラセリーに愛されたがゆえに、高校生トオルとそのガールフレンドである美少女女学生の順子は、神々の争いに巻き込まれてしまう……。
「千の夜の還る処」
富士見書房・発行
 世界の中心には、“塔”があった。 そして、そこには、少女の姿でその世界を支配する女帝がいた。 “塔”には予言の書があり、彼女はその“アマの予言の書”を読める唯一の者だったから。 それゆえ、その世界は完全な予定調和が支配していた……。
 生まれた時から、世界を伴侶としていた、女帝・由摩。
 ある日、“塔”に召された秘書官は、彼女から不思議な物語を聞く……。
「百星聖戦紀」
富士見ファンタジア文庫 富士見書房・発行
1 イルディガルの風雲
2 ローゼンの天使
3 セラディガの妖星・ル・ルーの五乱星
4 ルーンカルドの華
5 紅海の七星
6 ロイエーヌの風・女神ミルラの戦士
以下続刊予定
 中つ原ヴェーダが苦難の時代を迎えようとしていた。
 そして、その混沌から人々を救うべく、今、ヴェーダに百の英雄の星が登ろうとしていた。
 そして、星の乙女アーシュレイラは呼び掛ける。 星よ、集え、と。
 イルディガル皇国で、双頭の鷹、と呼ばれた若きふたりの将軍、ルヴィラードにアクアレード。 あるいは、ルーンガルド帝国のゴード・ジマー将軍と四人の騎士、盗賊のクリフィンとその一味……星々は英雄の物語を語り始める。 彼等は腐敗と暴政に苦しめられる人々のために立ち上がる。 けれど、それはそれぞれにとって、長く、苦しい困難との戦いの始まりだった……。
 さて。 百人の英雄を描ききれるかどうか。
 ドラゴンマガジン誌上にも、一部、連載。
「三剣物語」
角川スニーカー文庫 角川書店・発行
1 炎の剣
2 氷の剣
3 大地の剣
「三剣物語外伝・マーシリアのぬいぐるみ戦争」
 九つの大陸が浮遊する世界。 精霊たちは人を見捨て、世界から彼らの恵みを奪い去ったのだ。 そして、伝説が残った。 世界を見捨てた精霊たちが、人から奪い取った力をこめた三振りの剣がある。 それを見つけだせるのは、赤い髪の“炎の子”、白銀の髪の“水の子”、金の髪の“大地の子”のみ。 そして、それらの剣を見出だすことができる“精霊の子”らが、三振りの剣を揃えることができた時、世界は定着する大地を取り戻し、全き姿に戻ることができる。 だから、剣を見出だすことができる“三剣の子”らは、人の希望なのだ、と。 そして、浮遊大陸のひとつ、アムノリアの王国に、赤い髪の王子が生まれた。 炎の子であるその子、セネリオは、精霊の心を学ぶために、聖なる浮き島ドームへと送られる。 そこには、島を守るエルディラーンという黒髪の青年がいて、少年セネリオは、エルディラーンに育てられる。 やがて、島には、セネリオと同じく、“三剣の子”として生まれた、浮遊大陸アガムスの娘、白銀の髪の水の子オルファリア、それに、アレンツ生まれの金の髪の少年、大地の子のルオーも引き取られてくる。 三人は精霊の恵みを受けた島ドームで仲良く育つが、ある日、そこには残忍な魔王子ウルディーンが現れる……。
「九大陸物語(1)七つの杖」
以下続刊
角川スニーカー文庫 角川書店・発行
 三剣が揃い、世界が全き姿を取り戻してから後、長い時が流れた。
 九つの大陸が定着して、精霊たちの恵みは戻ったが、人は争うことをやめられない。
 精霊たちを敬いつつも、九つの大陸に住む人々の間でふたたび不和は生じつつあり、ついには戦いの火が起きようとしていた。
 特に、争いが激しいのは、白い肌を持つ人々が住む大陸アドラールと黒い肌を持つ人々が住む大陸アフェックとの相克。
 主人公・亜羚は、アフェック人の父と、アムノリア人の母とを持つ、飴色の肌の少年。 彼は炎と風の精霊の恵みを受ける、精霊の子のひとりでもあった。 彼は、アドラールとアフェックとの争いによって、母と妹を亡くしている。
 彼は、“精霊の子”として僧院に預けられる身となるが、その僧院には亜羚の他にも、各大陸からさらに六人の精霊の子らが集められていた。 アガムス出身の“水の子”の少女ファーシャ、アドラール出身の“炎の子”サラディーン等々。
 ある夜、子供たちは岬の僧院に集められた。 戦乱が近付きつつあり、子供たちはそれぞれの大陸に戻されようとしていたのだ。
 が、その夜、岬にはある異変が起こった……。
 九つの大陸に平和をもたらすという〈七つの知恵の杖〉、世界を救うという、精霊たちが人に与えた〈叡智の杖〉を、子供たちは手にすることが出来るか。
〈三剣物語〉に続く、九大陸の物語の第二幕。
「妖手の守護者/魔幻境綺譚 1」
「暗黒の秘儀/魔幻境綺譚 2」
「冥界の門/魔幻境綺譚 3」
角川スニーカー文庫 角川書店・発行
 ある夜、オーラトゥーナの谷は、アヴェーラ帝国軍によって焼かれる。 女子供までもが容赦なく虐殺される、それは悲惨な殲滅戦だった。
 業火は闇をも明るませた。 そして、オーラトゥーナに住まうラトゥースの民の、五長老は、民らに命じた。 生き延びよ、と。 ひとりでも多く、逃げ延びよ、と。
 そして、五人の子供たちが、その虐殺を逃れた。
 ……五年後。 数奇な運命の下、マナ・ラーヴァはアヴェーラの宮廷にいた。 ラトゥースの民である彼女は、なんと、オーラトゥーナの殲滅戦を指揮した将軍である、アヴェーラのグィモン将軍に助けられ、その養女となって生き延びていたのだ。
 そして、彼女の手には不思議な赤い光が点っていた。
 その光を放つ妖手こそ、オヘラトゥーナの、ラトゥースの民の遺産だだったのだ。
 やがて、彼女は同じように生き延びた仲間たちに出会う……。
「木の国の媛 太陽の娘(1)」
角川ノベルズ 角川書店・発行
 古代日本。 ある村の、村酋の末媛に生まれたヨキナは、神に愛された美しい娘だった。 ヨキナが普通の娘ではないことは、誰にでもわかった。 何故なら、ヨキナは肌は滑らかで、いかなる病に罹ることもなく、誰が見てもこれほどに美しい娘はない、と思えるほどの、美しい娘だったからだ。
 彼女は川岸に立つ桜の精霊である“桜の翁”にも愛されていた。
 ある日のこと、美しい若者が川を流れてきた。
 もちろん、ヨキナは真実の名を名乗ることはしない。 名乗ることは、言魂を与えることであり、愛する人を受け入れる印であるからだ。
 若者は、ヨキナを“咲良の娘”と呼び、ヨキナは彼を“速瀬男”と呼んで、呼び合う。
 けれど、若者が、近く、この辺りに災厄が訪れる、と予言した通り、その夜、ヨキナの村は何者かに襲われる。
 “桜の翁”に庇われたヨキナは、なんとか逃げることができるが、村は全滅。 そして、ヨキナは神の宮に呼ばれ、神々から、七重の守護の衣を与えられ、“七重衣の媛”と呼ばれるようになる。……
 日本古代に題材を取った物語。
「風雲の七公子/龍の七部族 1」
「暁の攻防/龍の七部族 2」
「碧星の娘/龍の七部族 3」
「北の狼将軍/龍の七部族 4」
以下、続刊予定
朝日ソノラマ文庫 朝日ソノラマ・発行
 その星は、成層圏からでも見て取ることができる、長大な壁によって、ふたつの世界に分けられていた。
 壁は、「万里堰」と呼ばれた。
 かつてその星に現れた支配種による統治を良しとしなかったその星の住民は、その「万里堰」を作ることで彼らを拒絶し、支配種に従属した者たちを壁の外に放逐したのである。
 「万里堰」の内部には、七つの部族に分かれた、龍を駆る種族が住まわっている。
 晃(こう)、暁(ぎょう)、曜(よう)、曹(そう)、景(けい)、晨(しん)、明(めい)の七公家によって治められる、龍の七部族である。
 「万里堰」を挟んで、七部族によって狄軍、と呼ばれる中央政府軍と七部族はいつも戦っていたが、その戦いの均衡は長い間、壊れなかった。
 その均衡がある日、崩された。
 晃家の砦、水方郭が、銀色の圧倒的に力を持つ竜に敗れたのだ。
 父の死により、晃家の公子の称号である晃駿子の名前を継いだディオンは、〈銀竜〉の攻撃により、目が見えなくなった妹、紅姫ルビアとともに砦を脱出する。
 それが、歴史的な、龍の七部族・統合の時の、始まりだった。……
「ラヴェンダー野のユニコーン」
「パールピンクな妖精」
「スターライトに濡れて」
「碧のムーンラビリンス」
「薔薇月夜のプリンセス」
集英社コバルト文庫 集英社・発行
 中学生の暁里は、ちょっとボーイッシュでキュートな女の子。
 でも、引っ込み思案の彼女には、ちょっとした悩みがある。
 それは、兄の翔が、超人気ロック・ユニット“ラヴェンダー”のボーカリストだということだ。
 母似で女顔の兄とは顔立ちが違うから、友達たちにはばれていないものの、お兄ちゃまは勘当中だし、心中は複雑。 今のところ、秘密は、ロック大好き少年のボーイフレンド、遠野光にしか話していない。
 ところが、ある日、ラヴェンダーのライヴの最中に奇妙な幻影が現れ……。
 やがて、暁里が歌に惹かれ、バンドを組んで、デビューするまでの物語。
「レジリオン物語・客人の王」上・下
集英社コバルト文庫 集英社・発行
 レジリオンを治めるレジリア七族。 彼らは、〈客人の王〉を王として崇めて来た。
〈客人の王〉は、政治には参加しない。 ただ、レジリオンの平和を祈り、もし、その祈りがかなわない時には、犠牲となる。 そのための王である。
 この〈客人の王〉のシステムにより、レジリオンには平和が訪れた。
 そして、新しく〈客人の王〉になったのは、銀色の髪に紫の瞳を持つ美しい青年リーオンだった。 妹のアルラネは、兄のことを案じる。 レジリオンは、ふたたび、不穏になっている。 もし、何かがあれば、犠牲になるのは兄のリーオンだ。
 そして、同じことを、幼馴染みとして偶然出会い、リーオンを大切に思う、レジリオ七族のひとつ、〈碧華〉族の公子ラフォールも感じていた……。
「コスモホッケー・イレブン」銀河大戦紀(1)
集英社スーパーファンタジー文庫 集英社・発行
 遥か未来。 エメラルドの霧が漂う惑星カエルダインに、季節外れの転校生がやってきた。
 彼の名はホシキ・ナイトー。
 コスモ・ホッケーの連邦トーナメントを前に転校させられたホシキは、むくれていたが、転校先の士官学校付属中学でも、彼はごきげんな仲間たちをみつける。
 が、ベルド星域では、星間戦争の火種がくすぶり、やがて少年たちは、戦いへと駆り出されていく……。
「妖しの館」美族
「惑乱の華」美族
「至宝の佳人」美族
光文社文庫 光文社・発行
 人にとって、美、とは何なのか?
 都内の名門私立中学に通う、母親譲りの美貌の少年、浩一。 彼の家に、ある日、一枚の絵が届く。 庭先の少女を描いたその絵のモデルは、幼い日の母であったという。
 その頃から、浩一と、弟の滋生の身辺で、奇妙な歯車が回り始める。
 何かが、兄弟を脅かし始めたのだ。
 同じ頃、浩一は、同級生の兄である天才画家、吉田隆司と出会う。
 彼は、浩一に絵のモデルになるよう、依頼する。
 本能的に恐れを感じ、その申し出を断る浩一だが、彼に惹かれずにはおられない魅力を感じ始める。
 そして、その頃、浩一は父から、母の血族にまつわる不思議な話を聞かされる。
 ……“美族”。
 人にとって、“美”とは何か。
「銀色のシャヌーン」
「月の夢・夢の一夜   銀色のシャヌーン 2」
「フェンディットの恋歌   銀色のシャヌーン 3」上・下
徳間ノベルズ 徳間書店・発行
 双子月、シトラスとシセラが照らす中つ原。
 そこには、かつて栄えた“フェンディット皇国”の伝説があり、英雄・銀色のシャヌーンを謡う“フェンディット”の恋歌がある。
 闇に犯されつつある“昼の国”ファリソンの王女ファリナは、霊山ダ・ムーに向かう。 そこにいまも精霊たちに愛されし英雄・無双の騎士てある銀色のシャヌーンが住まい、今、ファリソンの危機を救うことかできるのはシャヌーンだけだ、という神託が下ったからだ。
 さまざまの苦難の末にシャヌーンのもとへと辿り着いたファリナは、黄金の髪、星の光のごとき碧き瞳の美剣士シャヌーンに出会う。
 が、彼はすでに人の世との関わりは絶っている、と冷たく述べて、ファリナの申し出を断るのだった……。
 銀色の騎士シャヌーンと、光の王女ファリナの物語。
「闇の守り」上・下
徳間ノベルズ・徳間文庫 徳間書店・発行
 神から与えられし子、リーン。
 魔に滅ぼされようとしている世界で、ある日、ルカリーとノリアの幼い恋人たちは、キーリー神の神殿でひとりの子供を拾う。
 白い髪、白い肌の美しいその子は、しかし、両性を持つ異形の者だった。
 貧しい村で苛められながら育ったリーンは、やがて、結婚したルカリーとノリアに引き取られ、ささやかな平和を手にする。
 が、ついに村が魔に襲われて、人々は全滅し、ノリアの忘れ形見のルマを抱くリーンは、呼び掛けてくる“魔”の声に、自分の中の半分が“魔”であることを知る。
 やがて、ルマは成長し、少女となるが、リーンはルマゆえに、人を“魔”から救う無双の戦士となる。
 リーンの中で、闇と、光との対話が始まる。
「クレセニアン年代記」
「天を継ぐ者」
「邪眼の美皇子」
「エルメールの虜囚」
「月影の暗殺者」
「水晶の谷を越えて」
「蒼き若鹿の風」
「琥珀の結界」
「純白の花嫁」
「緋の逃避行」
「黄金の呪縛師」
「闇聖神殿の祈り」
「凍れる都」
「神よりも深き闇」
以下続刊
小学館キャンバス文庫 小学館・発行
 バハウ帝国により、国を滅ぼされた亡国の王子、フェラン。 兄のジークとともに、隣国リンバーグ皇国に身を寄せたフェランは、故国の再興のために戦っていた。 リンバーグ皇国で暫定的な女王の地位につくゼルミナがふたりの王子を擁護していたからだ。 そこで、〈魔法神殿〉から“天を継ぐ者”との予言を受けたフェランは、ゼルミナの娘、リュキア皇女の婚約者とされていた。
〈魔法神殿〉から“天を継ぐ者”との予言を受けている者は、もうひとり、いた。 バハウ帝国の黄金の髪の皇子シャリザーンである。
 そして、ある日、フェランは、国が滅びた日に、宮殿の奥深くにみつけた、黒髪の美しい翼人と、リンバーグ皇国のビゼア宮殿で再会する。
 翼人アルジェリックは、あなたこそがわたしが待っていた人だ、とフェランに告げる。 わたしは、あなたの翼だ、と。
〈天界〉より降りてきた翼人アルジェリックを巡って、運命の輪が巡り始める……。
「少女の王国」
実業之日本社・発行
「週刊小説」に連続掲載された短編、その他を集めた、短編集。 ヒット曲のタイトルをすべて題名に冠した短編・十編で綴った。 体の弱い従姉妹の死を述懐する男の話、「赤い花、白い花」。 尾崎豊の曲が好きな、あのコンビニに勤める少女が見た、ある少年の涙の物語、「太陽の破片」等々。
「エンジェル」
ジェイ・ノベルス 実業之日本社・発行
「週刊小説」に連載された長編作品。
 システム・エンジニアの梧桐直哉は、ある日、横浜のライブ・ハウスで亨の歌を聞く。
 恋人のエミィに誘われてのことだ。
 亨の歌「エンジェル」を聞いてから、直哉の日常の歯車は、少しづつ、狂い始める。
 いままで疑問なく過ごしてきた日常が、少しづつ、奇妙に軋み始める。
 エミィ、とは誰だったか。
 自分は何者だったのか。
 ぼくはエンジェル 翼をもがれたエンジェル……
 亨の歌声が響く。
 亨は、一体、何を訴えているのか。
 そして、エミィは何を、直哉に願っているのか。
 次第に、現実は混乱し始める。 やがて、直哉は亨に導かれるまま、奇妙な現実空間へと入っていく。
「わたしはウサギ」
中央公論社・発行
「小説中公」に連載された作品。
 ある日、不意に母親が失踪してしまい、取り残されてしまった、千野家の三姉妹、月見子、星見子、陽見子。
 OL、女子大生、女子高生、の三姉妹は、仕方無く、母の書き置きに従って、マンションに移り、三人で暮らし始めた。
 どうやら、母は、さらに昔に失踪してしまった父を捜しに出て行ってしまったらしい。
 が、母が失踪してから、三姉妹には次々と不思議な出来事が起こり始めた……。
 脳天気な三姉妹の、奇妙な奇妙な日常生活の物語。
☆アンソロジー
「ファンタジー王国II」(角川ノベルズ)
  • 「ク・ムーンの裔」
「奇妙劇場VOL.3 少年時代」(太田出版)
  • 「ビー玉の夢」
「龍虎酔夢チャイナ・ファンタジア」(徳間ノベルズ)
  • 「追っ掛け☆香港DREAM」
☆コミックス
「イスの姫君」 松元霊古との共著(角川アスカコミックDX)
「三剣物語」1〜3 漫画/克本かさね(角川アスカコミックス)
「銀色のシャヌーン」1〜3 漫画/ほたか乱(徳間Charaコミックス)
☆アニメーション
「女戦士エフェ&ジーラ グーデの紋章」
  • 監督・菊池一仁 キャラクター・デザイン・土器手司
  • 制作・J.C.スタッフ
  • 製作・1990年 大陸書房
  • 原作「グラフトンの三つの流星」(現・講談社ホワイトハート文庫収録)
  • キャスト・エフェ/松井菜桜子、ジーラ/伊倉一恵、シャーガン公/速水奨、他
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